あっという間の3ヶ月間でした。
毎日新しいことの連続で、覚えることが多かったので
充実した日々を送ることができました。
私がこの集中スクールを受講した動機は、
本物のパフォーマンスを学びたいとおもったからです。
趣味として、独学でポールダンスをしていましたが
基礎がないため限界を感じ、変わりたいと思う一心で
名古屋から上京しました。
バレエでは、普段使わない部分の筋肉を鍛えること、
柔軟性をつけることに苦労しました。
次の日は必ず筋肉痛でしたが、
こんなにも使っていなかった部分があることにビックリしました。
一番難しかったのは、すぐに身体が反応しないこと。
手と足が一緒に動かせず、ついていくのに必死になってしまいましたが、
先生が厳しくも励ましてくれたので、がんばることができました。
フィリップ先生の表現クラスは、自分の殻を破ること、
想像の中で動きを表現することが学べました。
すべて英語だったので、まったくわからなかったのですが、
仲間が助けてくれました。
全員が個性を引き出しつつも、一丸となることを学べました。
エアリアルは一年前から1ヶ月に1度くらいのペースで通っていたのですが、
1日だけでは上達もしないし、練習もできないので常に忘れている状態でした。
3ヶ月間、いっぱい練習ができてうれしい反面、
基礎体力や持久力がとても必要だと感じました。
地上での動きを空中で表現することの難しさ。
自分の体重がこれほどまでに重いと感じたことはありませんでした。
身体も固いので、動きも美しく魅せることができなくて
自分とエアリアルを通して葛藤しました。
みんなと比べてしまってダメな自分が見えてしまったり、
ネガティブな気持ちになってしまった時もありましたが、
その度に声をかけて励ましてくれる9期の仲間がいて幸せでした。
先生は、基礎から丁寧にいつも教えてくれるので
とてもわかりやすかったです。
卒業パフォーマンスでは、9期の仲間と合わせること。
みんなで決められたパフォーマンスをすることは初めての経験だったので、
足を引っ張ってしまっているのではないかと不安におもっていましたが、
本番でできないなんてない、できないなら練習で出来るようになるしかない。
という気持ちでがんばりました。
この3ヶ月は、パフォーマンスをしていく上で大切なものを学びました。
十人十色の個性を持ちながらも結束して作品を作る難しさ。
自分自身と向き合える3ヶ月だったので、
これからも上達できるように練習していきたいとおもいます。
(山崎美智さん・第9期卒業生)